参加する ACTION

子どもたちの参加例

2026.02.04

【交流授業・日本編】中学生・高校生が作った「学びの発表動画」紹介① 

防災・気候変動
キャンペーン子ども・ユース声

Generation Hopeキャンペーン2025では、日本とマダガスカルの中高生が共に「気候変動と防災」を学ぶ交流授業を行い、日本からは埼玉県の武南(ぶなん)中学校2年生と、愛媛県の済美(さいび)高校2年生が参加しました。 

まず、マダガスカルから動画が日本に届いたことを覚えていますか?(マダガスカルの動画はこちら) 
マダガスカルの同年代の仲間たちが、自分自身の言葉で意見を述べる様子に刺激を受けた日本の参加者たち。 
今度は、日本の中高生たちが動画を作る番です! 

どんな動画を作ったの?

学びの発表動画では、次の内容を盛り込みました。

日本の中高生が作成した動画の内容を記した黒板のイラスト。以下の内容が書いてある。

学びの発表動画:
 自己紹介
 気候変動による災害について、私の国(まち)で身近に起きていること​
 気候変動による災害に対し、私の国(まち)はどのような防災対策をしているか
 日本と共通している、または異なる・驚いた、と感じたこと​
 (マダガスカルの防災を学んで)日本の防災対策の参考にしたいこと、
 マダガスカルの防災に日本が貢献できると考えたこと
 子どもたちが安心して暮らすために国(日本政府)やまちに求めたい防災対策

今回は2つの参加校のうち、済美(さいび)高校の動画を紹介します! 
(個人の特定を避けるために、画像のお顔部分にはぼかしを入れています)

済美(さいび)高校

済美高校の生徒たちが作成した動画の場面①生徒の一人が画面に向かって手を振っている。

済美(さいび)高校は、愛媛県の松山市にある学校です。 
校内から見える松山城や、愛媛県が誇るみかん、ゆるキャラの「みきゃん」などが紹介されました。 

済美高校の生徒たちが作成した動画の場面②生徒の一人が愛媛県内の山火事の原因について説明している

気候変動に伴う身近な自然災害として紹介されたのは、土砂災害と山火事です。 
「2024年、私たちの住む松山で記録的な大雨が降りました。町のシンボルである城山で土砂崩れがおき、3人の(かた)が亡くなりました。」 
「2025年には、県内で大きな山火事がありました。火は駅や民家に近づき、住民が避難し、列車が不通になるなど、私たちの生活にも影響がありました。」

済美高校の生徒たちが作成した動画の場面③生徒が済美高校の防災セットについて説明している

次に防災対策として、体育祭の屋内実施や、防災用品の備えが紹介されました。 
「気候変動の影響で猛暑となり、9月も真夏のような暑さが続くようになりました。熱中症を防ぐために、私たちの学校では、エアコンのある体育館で体育祭を実施しています。その結果、熱中症になる生徒はいなくなりました。」 
「2021年から生徒防災委員を設置して、防災セットも備えています。」 

済美高校の生徒たちが作成した動画の場面④生徒が日本の防災技術について説明している

さらに、マダガスカルの防災に日本が貢献できることとして、済美(さいび)高校の皆さんが考えたのは・・・ 


①自然災害に強い家をつくる日本の建築技術や、干ばつに強い農作物を育てる技術をマダガスカルに伝える 
 マダガスカルでは、干ばつとサイクロンにより深刻な食料不足(ぶそく)が起きていることを、授業で学んできました。 
 「水を多く使わずに育てられるサツマイモなどを品種改良することで、食料不足(ぶそく)に立ち向かえるのではないかと考えま 
した。」 

②マイ・タイムラインをつくること 
「マイ・タイムラインとは、災害時にどのような行動をするか、あらかじめ決めておくことです。どの国でも役に立つものだと思います!」 

済美高校の生徒たちが作成した動画の場面⑤生徒たちがグループワークに取り組む様子を映している

国・まちに求めたい防災対策については、 
「これから防災庁が設置される予定です。防災庁は災害対応の司令塔になります。私たちは、災害時にどこにいても正確な情報が届くように整備をしてほしいと思いました。」 

「気候変動について考えるには、まず現状を知ることが大切です。マンガや動画で多くの人にわかりやすく気候変動を伝える必要があると思います。」 
と、力を込めて語ってくれました。 

済美高校の生徒たちが作成した動画の場面⑥動画のエンディングとして、マダガスカルの生徒たちにメッセージを送っている

動画の最後には、マダガスカルの仲間たちへのメッセージも! 
いつか、お互いの国を訪れてみたいですよね。

マダガスカルの子どもたちの感想―「日本からの動画を見たよ!」

済美(さいび)高校の皆さんが作った動画は、マダガスカルに届きました。 
動画を見たマダガスカルの子どもたちの感想の一部を紹介します。

マダガスカルから届いた、済美高校の生徒が作った動画への感想①

日本の生徒のみなさんが作った動画を見て、とても感動しました。
 
皆さんの提案を参考にして、マダガスカルでの活動も、
もっと強化していきたいと思いました。 
特に、国際協力や防災が優先課題となる「COP30」が近づいている
今、地球規模の気候変動という文脈において、
こうした交流は本当に重要だと感じています。 
(*COP30は11月10日~21日にブラジルで実施されました。)
 
皆さんがすでに私たちの動画を見てくれていると知って、
こうして感想を共有できることがとても嬉しいです。
これこそが、『本当の交流』だと思います。
グレースさん(17歳)
マダガスカルから届いた、済美高校の生徒が作った動画への感想②
 地球温暖化が生物多様性や日本の生態系に与える影響だけでなく、
自然災害に立ち向かうために、さまざまなレベルでどのような防災や対応の仕組みが整えられているのかを知ることができました。 また、日本の建築技術の活用や、少ない水でも育つサツマイモの栽培など、日本の生徒のみなさんがマダガスカルのために考えてくれた解決策は、どれもとても興味深いものでした。 ジャミマさん(17歳)

もし皆さんが、マダガスカルに向けて「気候変動と防災」の動画をつくるとしたら、どんな内容にしますか? 
家族や友だちと話してみるのも面白いかもしれません・・・! 

次の記事では、武南(ぶなん)中学校が制作した動画を紹介します! 
どうぞお楽しみに! 

 

アドボカシー部社会啓発チーム  

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