「紛争下の教育」について学び考えよう！夏休み自由研究用ワークシート

2025.08.14

教育

「紛争下の教育」をテーマに自主学習や自由研究をしてみませんか？

今紛争が起きている国の教育について学んだり、実際に戦争を経験した人のお話を聞いたりすることで、紛争下の教育についての理解を深るためのワークシートを制作しました。

この記事では、ワークシートに取り組むための9つのステップについて説明しています。

ぜひこの機会に「紛争下の教育」について考え、自分に何ができるか考えてみましょう！

「紛争下の教育」ワークシートをダウンロード

前半3ページは取り組み方の参考となるサンプルとなっています。後半3ページは空欄となっているので、各自でご活用ください！

１．紛争下の教育に関する現状のリサーチ

紛争下の教育について、リサーチする国を考えてみよう！

国名を決めたら国旗やイメージを上の枠に書きましょう。
次のような基礎情報を読んだ上で、インターネットや本で紛争中の国を調べると見つけやすいです。

リサーチする国の基本的な情報を調べてみよう！

図書館やインターネットを使って積極的に調べてみましょう。
（例：人口、面積、首都の名前や歴史など）

紛争下の教育について、リサーチした内容をまとめよう！

紛争前の教育環境と比較してみるのも良いかもしれません。
（例：義務教育はあるのか、どれくらいの子どもが教育を受けているのか、子どもの教育を守るために工夫されていることは何かなど）

名前、年齢、体験者の出身を聞いてみよう！

周りに戦争を経験した世代がいない場合は、インターネットや新聞、図書館、平和祈念館などで戦争に関する証言や記録を探して見てみましょう。

当時の教育の状況について、体験者の見てきたものや、気になったことを聞いてみよう！

戦争の話を聞く時は、相手が過去のつらい記憶を話すことを嫌がっていないかなど、相手の状態や気持ちに気を配りながら、話してくれた場合にはしっかりと話を聞いて、メモを取るようにしましょう。

また、実際に聞いてみて、お話からイメージできるものを書いてみましょう。（例：戦争下で教育はどんな状況にあったのか、勉強することはできたのか、学校はどうなっていたのかなど）

戦争経験者への取材や、自分で調べたことを通して印象に残ったことや、さらに知りたくなったことなど、どんなことを感じたのかを書いてみよう！

全体を通して、どんなことに興味を持ったのか、何を感じたのかを書いてみよう！

（例：取材やリサーチを通して大変だったこと、感じたことなど）

全体を通して、学んだことを書いてみよう！

（例：戦争は教育にどんな影響を与えるのか、戦争の中でも教育を継続させたり、教育が再開できた時のことについて学んだことなど）

自分でリサーチした情報をもとに、これから自分にできることを書いてみよう！

ワークシートでは、名前を書く枠を2つ用意しています。

上の枠は、利き手ではない手で書いてみましょう。紛争下では、多くの子どもたちが爆発性の兵器（地雷、ロケット弾、迫撃砲、手りゅう弾、地雷など）によって、命を落としたり、体の一部を失うなどの重傷を負っています。

下の枠は、利き手の方で書いてみましょう。学校をはじめとする子どもたちが日々通う場所の安全が守られた世界を作るために、小さくても自分にできることをはじめましょう。
　

※ワークシートでは、日本にいる私たちにすぐにできるアクションとして、日本による「学校保護宣言」を求める署名を紹介しています。ワークシートのQRコードから、「学校保護宣言」についても学んでみよう！