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2024.12.23

パレスチナで子どもの日が4月5日に祝われるワケ 【世界の子どもの日特集】 

ガザ地区のシェルターにて、毛布とマットレスの前で親指を立てるサイードさん(7歳) 

パレスチナの子どもの日は4月5日です。

2004年に亡くなった故ヤーセル・アラファト氏*は、1995年4月5日に子どもの権利条約への支持を表明しました。それを機にこの日がパレスチナの子どもの日と定められました。 

ヤーセル・アラファト氏は、1993年にパレスチナ人の代表としてイスラエルと歴史的なオスロ和平合意を結び、その決断により1994年にノーベル平和賞を受賞しています。また、1996年にはパレスチナ人による直接選挙によってパレスチナ暫定自治政府の初代長官に選出され、国造りのリーダーとしての役割を担ってきたとされています。 

なお、パレスチナが子どもの権利条約を正式に批准(国として約束を守ること)したのは2014年4月2日です。(子どもの権利についてもっと学びたい方はこちら) 

セーブ・ザ・チルドレンはパレスチナに住む多くの子どもたちに、長年にわたり支援を届けています。 

くわしくはこちら:パレスチナ・ガザ地区での人道危機 緊急子ども支援(寄付・募金)|セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 

*ヤーセル・アラファト氏は、かつてパレスチナ暫定自治区の政府長官、パレスチナ解放機構(Palestine Liberation Organization: PLO)の議長を務めていた人物。空爆により現在は閉鎖されていますが、ヤーセル・アラファト氏の名前がついた「ヤーセル・アラファト国際空港」は、パレスチナで唯一の空港でした。その建設には、日本も関わりました。 


出典:

Anera – Palestine Children’s Day  

Relief Web – Plaestinian Child Day 2010 

外務省 故ヤーセル・アラファト・パレスチナ暫定自治政府長官兼パレスチナ解放機構議長の弔問のための特派大使の派遣について  

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