参加する ACTION

はじめの一歩はここから!

2024.08.22

#この手で止める STOP THE WAR ON CHILDREN 紛争下の子どもを守ろう

緊急・人道支援子どもの保護
キャンペーン

今この瞬間も、世界中の紛争地域で、子どもたちは言葉にできないほどの恐怖の中にいます。そして、子どもたちの人生はめちゃくちゃにされ、悲惨な結末を迎えているのです。 彼らは、私たちの知っている子どもたちや、あなたが愛している子どもたちと何ら変わることはないというのに。

爆弾が落ちてくる、銃撃される、飢える、レイプされる。 自分の家で、街角で、時には学校にいるときでさえ。子どもたちには暴力から逃れるすべがありません。これは子どもたちに対する、子どもたちに向けられた戦争なのです。

世界では、6人に1人の子どもが、紛争地域に暮しています。 今、子どもたちは、過去20年のどの時期に比べても紛争の被害に遭いやすい状況にあります。

こうした状況にある子どもたちは、今すぐ守られ、ケアを受ける必要があります。 彼らは、子どもが決して目にしてはならない恐ろしい事を目の当たりにし、深刻な精神的苦痛を抱えています。

STOP THE WAR ON CHILDREN とは

セーブザチルドレン創始者 エグランタイン・ジェブ

 

すべての戦争は子どもに対する戦争です。
1919年にセーブ・ザ・チルドレンを創設した
エグランタイン・ジェブによって書かれたこの言葉は、
現在の私たちに対し、行動を起こすよう呼びかけています。

今世界では、6人に1人の子どもが紛争下で暮らしています。

多くの子どもたちが、殺されたり、大けがをしたり、性的暴力の被害に遭うといった凄惨な暴力行為に、日常的に晒されています。そして、さらに多くの子どもたちが、守られることなく、激しい戦闘の“巻き添え”になっています。子どもたちは食料とケア、支援を切実に必要としているにも関わらず、人道支援が利用できないように妨害行為を受けています。学校や学童は守られておらず、教室が爆撃のターゲットとさえなっています。
戦争の苦しみや破壊から弱い立場にある子どもたちを守るよう策定された基本的人権や国際法が、何の処罰を受けることなく破られています。

多くの異なる国、文化、宗教の中で生きる人間として、私たちは、子どもに対する戦争を止め、紛争下の子どもを守るよう訴えていく必要があります。世界中の子どもたち、私たちの子どもたちに対する戦争犯罪の当事者を見過ごすような文化を、もう終わりにする時が来ています。

子どもたちは、私たちの現在であり未来であり、そして紛争により破壊された社会を再建するための希望です。武力紛争による恐怖や精神的苦痛に晒される子どもが誰ひとりとしていてはなりません。あらゆる子どもが守られる権利―共有された道徳を基盤とし、人権に支えられた権利-を持っているのです。

宣言と子どもたちの声

私たちの宣言

子どもたち一人ひとりには未来があります。
戦火の中で子どもたちを守る責任は、大人の私たちにあります。
子どもたちにとっては、一瞬一瞬が重要であり、どの瞬間も失われてはならないのです。
みなさん、どうか子どもたちに対する戦争をやめ、紛争下の子どもたちを守ることに手を貸してください。

セーブ・ザ・チルドレンは、個人として、組織として、次にあげる10項目が達成されている世界を目指して行動することを誓います。
私たちは、すべての政府、すべての武装グループが、この10の原則を受け入れ、子どもを守るよう定められている国際法や、人権規約、軍事行動基準を順守し、それを着実に実行するよう、今以上のさらなる行動を起こすことを求めます。

1.
すべての子どもが、殺されたり、けがを負わされないよう守られていること。

2.
学校や病院が、攻撃や軍事利用といったことから守られ平和で安全な場所になること。

3.
すべての子どもが、性的暴力から守られていること。

4.
軍や武装勢力に兵士や仲間として利用されている子どもが一人もいないようになること。

5.
すべての子どもが、誘拐や恣意的な拘束、生活している場所からの避難を強制されないよう守られていること。

6.
国内で起こる紛争でも、国際的な紛争でも、一人ひとりの子どもが必要とする人道支援を妨害されないよう保証すること。

7.
紛争下の子どもたちが守られるという子どもの権利の侵害に対し、徹底的な監視と報告が行われ、違反した場合には処罰がなされること。

8.
子どもに対する攻撃を行ったり、指揮したり、そして命令した者に対しては、その行為の責任を果たさせ、公正に裁かれること。

9.
紛争により被害を受けたすべての子どもが、日常性を回復し生活を再建するために必要な具体的な援助や保護、さまざまな支援を受けること。

10.
難民および国内避難民の人たちのような紛争により影響を受けたすべての子どもが、継続して教育を受けられること。

私たちが力を合わせれば、今の世界の状況を止めることができます。
私たち一人ひとりには、その力があります。
市民にも、地域のリーダーにも、軍の司令官にも、大統領や総理大臣といった国家の首脳にも。

私たちは、何があっても子どもたちを紛争に巻き込んではなりません。
子どもに対する戦争は止めなくてはならないのです。

エグランタイン・ジェブは、「世界で唯一の共通言語は、子どもの泣く声です」とも述べています。
今私たちは、その泣き声を耳にしています。それに応えずにいるわけにはいきません。

子どもたちの声

紛争の影響を受ける子どもたちの声やストーリーを紹介します。

【資料】報告書・動画

セーブ・ザ・チルドレンでは、『子どもに対する紛争を止める』をはじめとする、各種報告書や動画を発表しています。

『子どもに対する戦争を止める』報告書

2021年12月発表の報告書『子どもに対する紛争を止める:兵士として利用される危機』の詳細はこちら

■『殺害と重傷:紛争下の子どもたちへの終わらない権利侵害 』を発表
世界子どもの日である11月20日に最新の報告書『殺害と重傷:紛争下の子どもたちへの終わらない権利侵害(Killed and Maimed: A generation of violations against children in conflict)』を発表し、ここ10年で平均すると毎日25人の子どもたちが殺され、あるいは重傷を負ったことが明らかにされています。世界では4億2,600万人の子どもたちが紛争地に暮らしており、この人数はこれまでの記録の中で2番目に多い人数となっています。
報告書の詳細はこちら

2020年2月発表の報告書『子どもに対する戦争を止める2020:ジェンダーと紛争』の詳細はこちら
2019年発表の報告書『子どもに対する戦争を止める:21世紀の紛争下で子どもたちを守る』の詳細はこちら
2018年発表の報告書『子どもに対する戦争:武力紛争下の子どもたちへの暴力を終らせる』の詳細はこちら

冊子

現代の紛争の特徴や紛争下の子どもたちを守るために推進すべき行動について、イラストを用いてわかりやすく説明
「紛争下の子どもを守るといっても、自分にできることがあるのだろうか…」。そのような想いを抱く人は多いのではないでしょうか。しかし、彼らが置かれている状況や、それに対して私たちができることを理解することは、世界の子どもたちの状況に変化を及ぼす一歩につながります。現代の紛争の特徴や紛争下の子どもたちを守るために推進すべき行動について、イラストを用いてわかりやすく説明した当冊子を活用し、ぜひ理解を深めてください。冊子は当サイトから自由にダウンロード・印刷してご使用いただけます。また製本済みの冊子の送付を希望の方は、下記より申し込みください。
冊子の詳細はこちら

イベント・ワークショップ・ユースの活動

遠くの世界で起きている紛争について、日本に暮らす多くの人たち、特に若い世代が知り、理解を深め、自分にできることを考え、行動を起こすことは、紛争下の子どもたちを守る一歩となります。現在、SWOC (スウォック)キャンペーンの多くの活動は、昨年11月に発足したSWOCユースチームと共に進められています。

今後セーブ・ザ・チルドレンやSWOCユースチームが、開催するイベントやワークショップについては、開催日時など決まり次第、随時お知らせします。

2022.04.11 【活動報告】セーブ・ザ・チルドレンのユースチームが「紛争下の教育を攻撃から守る」写真展&ワークショップを開催しましたーセーブ・ザ・チルドレン ユースチーム vol.11

2022.03.23 【活動報告】セーブ・ザ・チルドレンのユースチームが公明党・立憲民主党・自由民主党の各青年委員会・青年局議員と意見交換会を行いましたーセーブ・ザ・チルドレン ユースチーム vol.10

2021.12.09 【活動報告】SWOCユースチームが日本の大学で学ぶシリア出身留学生との意見交換会を実施しました―Stop the War on Children (SWOC)ユースチーム vol.9

2021.10.07 【活動報告】9月11日に「教育を攻撃から守るための国際デー」にあわせ、参加型オンラインイベントを開催しました

2021.08.18 【活動報告】SWOCユースチームがパレスチナ自治区の子どもたちとの意見交換会を実施しました―Stop the War on Children (SWOC)ユースチーム vol.8

2021.04.08 SWOCユースチームがオンラインワークショップ「シリア危機から10年~紛争下の子どものために日本のユースができること」を開催しました-Stop the War on Children (SWOC)ユースチームvol.7

2021.03.12【参加者募集】3月21日ユース対象オンラインワークショップ:シリア危機から10年~紛争下の子どものために日本のユースができること-Stop the War on Children (SWOC)ユースチーム vol.6

2020.12.22 【参加者募集】「Stop The War On Children(SWOC)紛争下の子どもを守ろう」キャンペーンユースチーム

2020.11.17 SWOCユースチームが公明党・自民党・立憲民主党の各青年委員会・青年局議員と意見交換会を実施しました-Stop the War on Children (SWOC)ユースチーム vol.5

2020.10.05  SWOCユース企画による紛争下の教育オンラインワークショップを開催しました-Stop the War on Children (SWOC)ユースチーム vol.4

2020.09.07 シリアの子どもたちの教育と新型コロナウイルス感染症 -Stop the War on Children (SWOC)ユースチーム vol.3

2020.09.02 【ユース対象】あなたの意見を聞かせてください!紛争下の教育と国際協力 今、私たちユースにできること-Stop the War on Children (SWOC)ユースチーム vol.2

2020.06.20  ロヒンギャ難民の子どもたちと新型コロナウイルス感染症-Stop the War on Children (SWOC)ユースチーム vol.1

2020.02.19 【SWOCユースチーム】ユースチームが主体となり、紛争下の教育について社会人と大学生がともに考えるワークショップを実施

「紛争下を生きる子どもたち」写真展を開催しませんか

ひとりでも多くの皆さまに、紛争下の子どもたちのことを知っていただき、身近に感じていただくことは、いま、紛争下で生きている子どもたちを支えることにつながります。セーブ・ザ・チルドレンでは、一般の方向けのギャラリーや展示スペースをお持ちの団体・企業向けに、写真展パネルの貸出を行っています。

※写真は、青梅市で開催したときの様子です

■これまでの開催に協力いただいた皆さま(開催順)
六本木ヒルズ(東京都)、JR恵比寿駅(東京都)、青梅市(東京都)、河北新聞社(宮城県)、尼崎市(兵庫県)、中野区(東京都)

■参加いただいた方の声※参加者アンケートより一部抜粋
・世界中から、紛争がどうしてなくならないのかと思う。(写真の)男の子を見ると孫と同じくらいの年齢なので涙が出てきます。こういうことをもっと知るべきです。
・戦争や内戦がきっかけとなり、世界で貧困に苦しんでいる子がいる。その事実が多くの人々の目に入ることが行動の始まりとなると考えるので、写真展はとてもよい。
・8月に第2次大戦(終戦)関連の展示は多いが、「今」を知ることで、ニュースなどを更に興味を持ってみることができました、 

■詳細はこちらから
■お問い合わせ:japan.community@savethechildren.org

この記事はいかがでしたか?

一覧へ戻る