2026.06.20 【SOGIEと子どもの権利 Vol.1】すべての子どもが自分らしく生きるために 子どもの保護 子どもたちの多様な性的指向や性自認について考えよう この記事と関連が深い子どもの権利第6条:生きる・育つ権利 6月は「プライド月間」といって、世界各地でLGBTQ+の人たちの人権を守り、社会の理解を広げるためのイベントが行われます。 すべての子どもには尊厳をもって、自分らしく生きる権利があります。この視点から、子どもたちの多様な性的指向や性自認、性表現(SOGIE)に関する課題は、子どもの権利そのものに深く関わるテーマです。 今回は、性のあり方を表す用語や、子どもたちの置かれている状況や課題についてご紹介します。 SOGIEという考え方とLGBTQ+ まず、「性のあり方」や多様な性的指向や性自認を考えるうえで重要な用語について見てみましょう。 SOGIE(ソジー) SOGIEとは、英語の Sexual Orientation(性的指向、好きになる相手の性別) Gender Identity (性自認、自分が感じる自分の性別) Gender Expression(性表現、外見や言動での自分の表し方) を組み合わせた言葉で、誰もが持つ「性のあり方」全体を指します。 SOGIEは、特定の人だけに関わることではなく、すべての人が持っているものです。 LGBTQ+ LGBTQ+とは、多様な性のあり方の中で、少数派の立場に置かれやすい人々のことを指す言葉です。 英語の Lesbian(レズビアン、女性同性愛者) Gay (ゲイ、男性同性愛者) Bisexual(バイセクシャル、両性愛者) Transgender (トランスジェンダー、出生時に割り当てられた性別とは異なる性別で生きている人・生きたい人) Questioning・Queer (クエスチョニング・クィア、自らの性のあり方について特定の枠に属さない人、わからない人、決めたくない人) の頭文字をとった言葉です[1][2]。 +はそれ以外にも多様な性のあり方があることを意味します。 セーブ・ザ・チルドレンでは、その言葉を使う状況や内容によってSOGIEとLGBTQ+という言葉を使い分けています。 6月は「プライド月間」 セーブ・ザ・チルドレンの考え方 セーブ・ザ・チルドレンは、世界中の子どもたちの権利を守るために活動している国際NGOです。 私たちは、性のあり方は「白か黒か」ではなく、「連続的な広がり(スペクトラムと言います)」があるものだと考えています[3]。 LGBTQ+の子どもたちのように、「社会の一般的な性別のイメージ」や、「こうあるべきという周りからの認識に当てはまらない」と感じている子どもたちはもちろん、家族や友人のSOGIEによって影響を受けている子どもたちも含めて、すべての子どもたちの権利を守るための活動を行っています。 考えてみよう 性のあり方に限らず、あなたが「自分らしく」生きるうえで、どんなことが大切だと思いますか?また、どんな時に、自分らしくいられていると感じますか? 【SOGIEと子どもの権利】シリーズをまとめて読む 【SOGIEと子どもの権利 Vol.1】すべての子どもが自分らしく生きるために(今回の記事)【SOGIEと子どもの権利 Vol.2】日本の現実―学校での困難と、相談できないしんどさ【SOGIEと子どもの権利 Vol.3】子どもの権利条約と、社会全体で取り組むことの大切さ【SOGIEと子どもの権利 Vol.4】私たちにできること―小さな行動が、大きな安心につながる この記事は、セーブ・ザ・チルドレン「プライド月間に考える、子どもの多様なSOGIEと権利」(2026.6.1)を参考に子ども向けに編集されています。[1] 特定非営利活動法人東京レインボープライド、「LGBTQ+とは」[2] (発行)外務省 国際協力局 民間援助連携室・(制作)特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)ジェンダー平等推進ワーキンググループ、「日本の国際協力NGO 『ジェンダー主流化ガイドライン』」、2023.3[3] Save the Children (2019), “Save the Children’s Sexual Orientation and Gender Identity and Expression (SOGIE)Policy Position”