- こどものケンリのおはなし
- 子どもの権利、こう思ってない?
子どもの権利、こう思ってない?
子どもの権利は、「●●したら」もらえるもの?
子どもの権利は、「勉強したら」とか、「お金があるから」といった、「○○したら」や「〇〇があるから」という条件と交換に手に入れるものではありません。
どんな環境に生まれても、すべての子どもたちには、生まれたときから子どもの権利があります。
差別されないこと、国や大人が子ども(あなた)にとって最もよいことを考えたり、大切にしたりすること、命を大切にされること、意見を聴かれたり、意見を言ったりすること、これらはすべての子どもにとっての権利です。
「大人になったら」、または「○○したら」というのではなく、あなたがどこにいても、どんな状況でも、すべての子どもたちは、これらの権利が守られるよう求めることができます。
そして、これらのことを誰かができないようにしてはいけません。
子どもの権利は誰が守るの? どうしたら子どもの権利が実現されるの?
子どもの権利は、「やさしさ」や「思いやり」といった個人のものさしによって実現されるものではなく、どんな環境で生きる子どもであっても、実現されるものでなければなりません。
そのためには、「子どもの権利条約を守ります」と宣言した各国の政府が役割を果たすことがとても重要です。
また、地域社会や学校、それぞれの家庭やさまざまな機関や施設、そしてあなたを含む子どもたち自身も重要な役割を果たします。
下の図を見てみてください。
子どもの権利を実現していくための、重要な登場人物です。

国や各地域の自治体の人々には、子どもの権利条約を守り、実現していく義務があります。
子どもの権利が守られる社会のために、国や自治体が学校や医療サービスなど、子どもたちを守るための仕組みや制度を整えていくことが必要です。
2023年4月に発足した国の機関「こども家庭庁」も、国の仕組みや制度をつくるために重要な役割を果たします。
https://www.cfa.go.jp/top/(外部サイト)
保護者・養育者も、子どもの権利について知り、毎日の生活の中で子どもたちの考えや意見を聴いたり、子どもたちの成長をサポートしていく必要があります。
そして、子どもであるあなた自身が、権利について知り、意見を伝えたり、問題解決のための力を身につけていったりすることも大切です。「権利について知らない」、「権利が守られていないように思うけど、どうしたらいいかわからない」という場合は、みなさんが、意見を伝えたり、問題解決をしたりできるよう、私たちのような団体もサポートします!
国や自治体、保護者・養育者、そしてあなた自身によって、子どもの権利が守られ、あなたや友だちが、自分らしく、安心して豊かに、自分を大切な存在とみとめ、今を生きていくことができるのです。
「子どもの権利」を学ぶとわがままになる?
「子どもの権利」を知ってもらうための活動を行っていると、「子どもに権利を教えると、子どもがわがままにならないか」と言われることがあります。
あなたが権利を知り、差別されないことや、命を大切にされること、意見を聴かれたり、意見を言ったりできるよう求めることは、自分の権利を守ることであり、わがままなことではありません。
また、自分がこうしたい!と思うことを大切にすること、自分らしく生きていくことも、子どもの権利条約で保障されています。
大切なことは、自分だけに権利があるのではなく、「すべての子ども」に権利があり、おとなたちにも権利があるということを知ることです。
もし、あなたが自分の権利が大切にされていると感じられたら、自分とは異なる人々の権利も大切だと思えるようになるのではないでしょうか。
子どもの権利を学ぶことは、自分、そして自分以外の人たちの視点や考えを大切にすることにつながります。