- こどものケンリのおはなし
- 子どもの権利ってなに?
子どもの権利ってなに?
今を生きるあなたにとっての「子どもの権利」とは
突然ですが、あなたに質問です。
今のあなたの生活は楽しく、充実していますか?
あなたが、「楽しい!」、「充実している!」と感じられていたらとてもうれしいです。
一方で、もしかしたら、学校や家での時間が少し「苦しい」、「しんどいな」と感じたり、「もっとこうだったらいいのに」と思っている人がいるかもしれません。
「まわりの人たちから、自分自身や自分の意見が大切にされていない」と感じている人もいるかもしれません。
勉強や個人的なことで悩んでいたり、人からの評価やお金などの心配をせずに、もっと自由に自分のことを決められるといいな・・・と考えている人もいるかもしれません。
「子どもの権利」は、あなたが誰であっても、どこに生まれ育っていても、自分らしく、安心して豊かに、自分を大切な存在として、今を生きていくためにある権利です。
もし、今、あなたが「しんどいな」、「おかしくない?」、「もっとこうだったらいいのに」と感じていることがあれば、このウェブサイトを通じて「子どもの権利」を知り、そういう気持ちを減らしたり、自分らしく安心して生きるためのヒントを得てほしいと思います。
子どもは生まれたときから一人の人間
あなたは、「子ども」と「おとな」は、どのような点が、または何が違うと思いますか?
いろいろな考えがあると思いますが、子どもはおとなと比べ、心や身体(からだ)の成長や、発達の途中にあります。
生まれたばかりの赤ちゃんや年齢が低い子どもは、おとなに比べ、自分のやりたいことや考えをうまく言葉にすることができません。
また、身体(からだ)の小さな子どもはおとなに比べ、力が弱い場合が多いと思います。
このような理由で、子どもたちは、まわりの人々に守られる必要があります。
でも子どもたちはおとなから守られるだけの存在ではありません。生まれたときから一人の人間です。
一人の人間である子どもたちには、人としての権利、つまり「人権」があり、子どもの考えや意見は、おとなの考えや意見と同じように大切なものです。
もし、今あなたが、自分たちに関わることを、おとなが何でも決めてしまう、と感じているのなら、それは「子どもの権利」が守られていない状態だと言えるかもしれません。
「子どもの権利条約」は、一人ひとりの子どもにある権利についてまとめたものです。
自分にある権利について知り、それらの権利が守られているか考えてみてください。
あなたや友だちが、自分らしく、安心して豊かに、自分を大切な存在とみとめ、今を生きていくために必要なこと
「子どもの権利」は、国と国との約束事として「条約」で定められています。
「子どもの権利を守ります」と約束した国は、子どもたちの権利を守る義務があり、そのための取り組みを進めたり、法律を作ったり、変えたりする必要があります。
それぞれの国で生きる、あなたや友だちが、自分らしく、安心して豊かに、自分を大切な存在とみとめ、今を生きていけるよう、「子どもの権利」では、次の4つのことが最も大切だとしています。
●人種や生まれ・皮膚の色・性別・言語・宗教・障害・貧富の差・考え方などによって差別されないこと
●国やおとなが、子ども(あなた)の立場に立ち、子ども(あなた)にとって最もよいことは何かを考えたり、大切にしたりすること
●命を大切にされ、子ども(あなた)にとって最も良い形で成長や発達をすること
●自分に関わるすべてのことについて意見をきかれ、大切にされること
国や自治体などの地域社会、また学校や保護者は、これらの大切なことが守られるよう取り組みを進める必要があります。あなたは、今の自分の生活で、これらが十分に守られていると感じますか。
例えば、自分が「こうしたい!」と思うことについて、まわりのおとなたちから意見を聴かれたり、大切にされたりしていると感じていますか。
または、自分自身の考えや個性を大切にされ、あらゆる差別から守られていると感じていますか。
ぜひあなた自身の毎日の生活や気持ちについて、考える時間を持ってみてください。