参加する ACTION

子どもたちの参加例

2025.05.26

気候変動と不平等をテーマとした子どもたちの作品 【Generation Hopeキャンペーン2025】の取り組み

防災・気候変動
キャンペーン

セーブ・ザ・チルドレンでは、気候変動と不平等をテーマとして、Generation Hope(ジェネレーション・ホープ)というキャンペーンを展開しています。

このキャンペーンの一環として、日本では子ども・ユースから、政策決定者へのメッセージを込めたアート作品や手紙などを常時募集しています。

 

今回は、東京都にあるアート教室「知育ARTLABO」の生徒の皆さんから、4点の絵画作品が寄せられました!

それぞれの作品と、作品に込められた思いを紹介していきます。

※知育ARTLABOの取り組みについて、くわしくはこちら(PR TIMESのニュースページに飛びます。)

 

タイトル:Excited ice cream

地球温暖化を溶けるアイスクリームで表現した子どもの絵。Exited icecream。Kanayamaharuさん(10歳)
Kanayamaharuさん(10歳)

天気が暑くなりすぎて、アイスクリームがすぐに溶けてしまいます。

もしも私と家族がアイスクリームだったら、私たちもこの世界から消えてしまっているかもしれません。

だから、私は「溶けないアイスクリーム」を想像し、願いを込めて地球に送ります:私たちが愛しているものや大切にしているものが、いつまでも無事でいられますように、と。

(原文:Because it’s getting too hot, ice cream melts very quickly. If my family and I were ice cream, we might disappear from this world too. So I imagined an ice cream that never melts to send my wish to the Earth: that the things we love and care about can stay safe, forever.)

タイトル:黒い雪だるまさん

汚染された地球を表現している子どもの絵。黒いだるまさん。Linyi Wangさん(7歳)
Linyi Wangさん(7歳)

雪って、白いんじゃなかったの?わたしが見たのは、黒い雪。 川も海も真っ黒で、ゴミがぷかぷか浮いてる。それなのに、「きれい」「あたりまえ」「かわいい」って言ってる子が、まわりにいっぱいいて、もう誰もそれがおかしいって思わなくなってる。

だけど、私はそれって、昔からそうだったの?と大人たちに聞きたい。

わたしたちは、何も選んでいないのに生まれたときから、もう壊れかけていた地球を渡されただけ。

子どもは、何かをするとき、必ず大人に相談する。だったら大人が何かを決めるときにその選択が、皆の未来を壊すかもしれないときだけでも、「ねえ、これ、してもいいと思う?」って、子どもにも聞いてほしいの。

タイトル:ダイヤモンドブック

「平等」をコンセプトに、教育を宝石の本として表現した子どもの絵。Sunnyさん(7歳)
Sunnyさん(7歳)

これは、宝石でできた本です。でも、開くまでは、ただの石ころに見えるかもしれません。 ある教育は、その中の宝石を見つけてくれるけど、別の教育は、それを「いらない石」って言って、すててしまうこともあります。

だから、わたしは思います。わたしみたいな子どもが、貧しくても、お金持ちでも、みんながキラキラできるチャンスがほしいなって。 本は「だれでも読めるもの」。だから「平等」のしるしだと思います。そして、わたしの考える「宝石の本」は、石の中にかくれている光を、ちゃんと見つけてくれる理想な教育のことです。

タイトル:貧富の差

貧富の差、不平等を表現した子どもの絵。Momoさん(9歳)
Momoさん(9歳)

教育の格差は「見えている表面」でしかない。わたしが感じているのは、その奥にもっと大きなものがあるということです。

扉を開けてみたら、そこにあったのは「貧富の差」。

最初から同じじゃない世界のつくりそのものが、そこにあるとわたしは思います。

それでも、大人たちは「平等にしましょう」と言います。でも本当の平等って、みんなを同じにすることじゃない。 わたしが大切だと思うのは、わたしたち一人ひとりの中にある“不平等なつくり”を、そのまま認めることです。

わたしたちは、同じ家に住む家族みたいなもの。部屋の広さも、窓の向きも、感じている光の量もちがう。でも、それを「変えなきゃ」「そろえなきゃ」って思わずに、ちがいのまま、そこにいていいって思えること。

まずは、それをちゃんと不平等の中を見て、そして、それと“うまくつきあう”ことから始めるべきだと、それが、本当の変化のはじまりだと、わたしは思います。

 

 

気候変動と不平等に関して、あなたが世界や日本の政策決定者に届けたいメッセージは何ですか?

セーブ・ザ・チルドレンを通じて、あなたの想いを社会に届けましょう!

 

【Generation Hopeについて】

セーブ・ザ・チルドレンは、Generation Hopeという、気候変動と不平等の危機を終わらせるためのキャンペーンを行っています。

地球はすでに暑くなりすぎています。多くの富と権力を持つ国や企業の活動が原因で、世界の気候は変化しています。

気候変動の影響を最も受ける子どもたちは、世界のリーダーが、気候変動の問題と不平等問題に今すぐ取り組むよう、声をあげる必要があります。

今の子どもたち、そして未来の子どもたちが世代を超えて希望を持てるよう、一緒にアクションを起こしましょう!

(作品は常時受け付けています。寄せていただいた作品・メッセージは、「あすのコンパス」の「子どもたちの参加例」で紹介させていただく場合があります。)

 

【Generation Hopeキャンペーンに関する問い合わせ先】

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
アドボカシー部社会啓発チーム 唐・塚田
Tel: +81-(0)3-6859-0015
Email: japan.advocacy@savethechildren.org

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