2024.12.23 世界で初めて子どもの日ができた国、トルコ 【世界の子どもの日特集】 トルコの子どもの日を祝う子どもたちとセーブ・ザ・チルドレンの職員 トルコ共和国の子どもの日は4月23日です。 トルコでは子どもの日が盛大に祝われ、たくさんのイベントが行われます! 学校をはじめ行政や自治体などもお休みになり、さまざまな場所でパレードやパフォーマンスが開催されます。 また、この日は子どもたちが議員役を務め、自分たちの福祉に関わる問題を話し合う特別な国会が開かれるそうです! 子どもの日を記念して、子どもたちが手形でアートを作っています。 大盛り上がりの子どもの日にはトルコならではの理由があります。 実はトルコは世界で初めて正式に子どもの日を定めた国です。トルコ共和国建国の父であるケマル・アタテュルクは民主主義(*1)や主権(*2)の価値を前進させる存在として、若い世代を育てることを重視しました。その結果、1921年に4月23日に制定された「国民主権の日」は、子どもの日としても祝われるようになりました。 *1 民主主義は、みんなで物事を決める仕組みのことです。民主主義の国では、国民や国民を代表する人々が話し合いや投票で国のルールや政策を決めます。 *2 主権は、他国の意思に左右されず、その国の人が自分たちで物事を決める力のことです。 出典:Daily Sabah – How Turks stand out in their celebration of kids