セーブ・ザ・チルドレンの紹介 セーブ・ザ・チルドレンは、子ども支援活動を行う民間・非営利の国際組織です。子どもの権利が実現された世界を目指し、日本を含む約100ヶ国こくで子ども支援を行っています。 セーブ・ザ・チルドレンは1919年、イギリス人のエグランタイン・ジェブによってつくられました。 ヨーロッパでは、18世紀後半からはじまった産業革命を通して、過酷な労働を強いられる子どもたちが大勢おおぜいいました。現在では考えられないほど子どもが虐げられていた時代でしたが、多くの人々の努力や、炭鉱や工場で働く子ども自身の証言などもあり、子どもたちを保護すべきだという考え方が徐々に出てくるようになりました。しかし20世紀に入り、バルカン戦争(1912-1913年)や、第一次世界大戦(1914-1918年)が勃発します。これらの戦争では、大人だけでなく、さらに多くの子どもたちの命が失われることとなりました。ジェブはそんな戦争で荒れ果てたヨーロッパで、孤児になってしまったり、栄養不良に苦しむ子どもたちを目の当たりにしました。そして、「敵か味方か」という立場の違いを超えて、子どもたちを支える活動に取り組みはじめたのです。 今の「子どもの権利条約」のはじまり そうした活動の中で、ジェブは世界で初めて、子どもの権利について正式にまとめた「ジュネーブ子どもの権利宣言」を起草します。この宣言によって、大人は子どもに対して最善のものを与える義務があり、子どもは特別な保護を受ける権利がある、という認識が国際的に広がりを見せるようになりました。これがのちの「子どもの権利条約」へとつながり、世界で子どもの権利が普及する大きなきっかけとなりました。2026年現在、196ヶ国こくが子どもの権利条約を批准しており、子どもの権利を守ることを正式に約束しています。 日本国内での活動 すべての子どもの権利を実現するために、セーブ・ザ・チルドレンは国内外で活動を続けています。日本では1986年にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが創立され、2026年には40年を迎えました。活動のテーマは、緊急・人道支援、教育、保健・栄養、子どもの貧困、子どもの保護、防災・気候変動など、さまざまなものがあります。 セーブ・ザ・チルドレンが世界で活動を始めてから100年以上経った今も、戦争や貧困、暴力など、子どもたちは数々の厳しい状況に直面しています。子どもの権利には、差別されない権利や暴力から守られる権利があるにも関わらず、日本国内でも、子どもの貧困、虐待、自殺、教育格差、いじめ問題などが社会課題となっています。 困難な状況におかれた子どもたちの環境を改善し、また子どもたちが抱えている問題を解決していくためにも、子どもの権利は重要な役割を果たします。子どもに関わる大人たちは、子どもの権利を守るための行動を起こすことが求められます。子どもたち自身も、自分の考えや意見を発信することができます。そうした活動や行動が、子どもたちが生きる毎日をよりよいものに変えていくことにつながります。 私たちセーブ・ザ・チルドレンも子どもの権利を守るための活動を、日本国内、そして世界で続けていきます。 最後に いまあなたが見てくれているこのウェブサイト、「あすのコンパス」。 この名前には、子ども時代を進むあなたの道しるべになりたい――こんな想いが込められています。 あなたが誰であっても、どこで生まれ育っていても、自分らしく、安心して豊かに、自分を大切な存在として今を生きられるように、また社会の一員として周りの人たちの権利も守っていけるように、「あすのコンパス」を明日を進むための羅針盤にしてくれたらうれしいです。 ●セーブ・ザ・チルドレンの活動について、もっと知りたい人はこちら:セーブ・ザ・チルドレンの団体ウェブサイト●日本におけるセーブ・ザ・チルドレンの40年の歩みをみる:創立40年 特設ウェブサイト