自分と社会・世界 ISSUES

2025.04.02

【ミャンマー・タイで大地震】 子どもたちの状況はいま

緊急・人道支援
2025年3月29日 ヤンゴン・バンコク ミャンマー中部マンダレー付近で100年ぶりの大地震により崩れた建物
ミャンマー中部マンダレー付近で起きた100年ぶりの大地震により崩れた建物(3月29日撮影)

2025年3月28日、ミャンマーの中部でマグニチュード7.7のとても大きな地震がありました。この地震は、100年ぶりの大きさで、多くの町や村に大きな被害を出しました。

震源地はミャンマーの第2の都市マンダレーの近くで、ミャンマー政府は特に被害が大きかった6つの地域で非常事態宣言を出しました。

ミャンマー大地震。震源は中部マンダレー付近。
(出所:日本経済新聞 「ミャンマー、被害全容みえず」 2025.3.30)
ミャンマー・タイ大地震。震源は中部マンダレー付近。
(出所:日本経済新聞 「ミャンマー、被害全容みえず」 2025.3.30)

この地震でたくさんの家が壊れ、すでに多くの人が亡くなっています。
隣の国タイでも地震の影響があり、特にミャンマーとの国境近くでは、難民キャンプで暮らす約2万8,000人の子どもたちが大きな被害を受けました

また、タイには約390万人の移民労働者が暮らしていて、その多くがミャンマー出身です。家を失ったり、安全な水や食べ物が手に入りにくくなったりしている人もたくさんいます。

子どもたちへの支援

地震が起こった後、世界中の人たちが助けようと動き始めています。

私たちセーブ・ザ・チルドレンも、すぐに今回の地震の影響を受けている子どもたちへの支援を開始しました。

セーブ・ザ・チルドレンはパートナー団体と協力して、子どもたちと家族、学校、地域の人々、また特に弱い立場に置かれがちな貧しい世帯や移民・難民のコミュニティを対象に、以下のような支援を行っています。

  • 安心して眠れる場所を用意する
  • 食べ物や水を届ける
  • ケガをした人を治療する
  • こわい思いをした子どもたちのこころのケアをする

 

しかし、もっと多くの人の力が必要です。

 

今、このニュースを読んでいる皆さんも、ミャンマーやタイの子どもたちのためにできることがあります。

例えば、

  • 募金をして、食べ物や薬を送る手助けをする
  • 地震で困っている人がいることを、家族や友だちに伝え、関心や支援の輪を広げること

周りのおとなと相談しながら、自分にできることを考えてみましょう。

今回の「ミャンマー大地震緊急子ども支援活動」への寄付に関心がある人は、学校や地域のコミュニティなどを通して、ぜひ協力してください。

 

寄付の方法について、くわしくはこちら:学校・市民グループの皆さまへ

 

 

【参考(大人の方向け)】 

ミャンマー大地震の状況や寄付について、くわしくはこちらをご覧ください:
【ミャンマー・タイ大地震】100年ぶりの大地震の影響を受けたミャンマーおよびタイ・ミャンマー国境の子どもたちが緊急人道支援を必要としています

【ミャンマー・タイ大地震】「ちいさな子どもたちが恐怖で悲鳴を上げました」: セーブ・ザ・チルドレンはミャンマー大地震の被災地で命を守る緊急支援を開始しました。

ミャンマー・タイ大地震緊急子ども支援

 

この記事を書いた人:アドボカシー部社会啓発チーム 唐語思

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