2024.11.08 財務企画部の仕事 (第3回) セーブ・ザ・チルドレンの仕事について漫画で紹介するよ!第3回は、財務企画部のともこさんのストーリーです。 【言葉の解説】 ●寄付 「寄付(きふ)」とは、誰か・何かのために、自分のお金や物をあげたり助けたりすることです。特に公共の団体に対してお金や物を贈ることを指す場合が多いです。セーブ・ザ・チルドレンの活動は、多くの人や会社の寄付によって成り立っています。 ●利益 「利益(りえき)」とは、ものを売ったり、サービスを提供したりして得たお金(売上(うりあげ))から、それをするために支払ったお金(仕入れ、給料、家賃など)を引いたときに残るお金のことです。例えば、お菓子を100円で買って150円で売った場合、売上は150円、かかった費用は100円なので、差し引いた50円が利益になります。 ●企業(会社) 「企業(きぎょう)」とは、商品を作ったり販売したり、サービスを提供したりすることで利益を得ることを目的とした組織のことです。例えば、飲食店、製造工場、IT会社など、さまざまな分野で活動しているものが企業に当たります。 企業がNGOと異なる点は、利益を増やしていくことを目的として活動していることです。商品やサービスの売上から、それを作るためや売るためにかかった費用、従業員のお給料、税金などを差し引き、残った利益を使って新しい商品を作ったり、新しい工場を作ったり、機械や人を増やしたりして会社を大きくしていきます。 企業はビジネス活動を通じて収入を得ますが、NGOは寄付や助成金で資金を集めます。 ●NGO 「NGO(エヌジーオー)」とは「Non-Governmental Organization」の略称で、「非政府組織(ひせいふそしき)」を意味します。NGOは国の政府とは関係なく、貧困、飢餓、環境など、世界的な問題に対して取り組む市民団体のことを指します。 例えば、貧しい人を助けたり、環境を守ったり、戦争や災害で困っている人を助けたりする活動をしています。 NGOの大きな特徴は、企業のようにお金を稼いで利益を出すことが目的ではなく、社会問題を解決したり人々の生活を良くしたりするために存在しているということです。活動のお金は、寄付や支援を受けてまかなわれています。なお、NGOが持続可能な形で活動を続けていくためには、その活動を支えるスタッフに正当で十分な金額のお給料が支払われている必要があります。そのような点において、NGOと企業は共通する部分も多く持っています。 ※セーブ・ザ・チルドレンはさまざまな国に支部を持ち、日本を含む世界約120ヶ国で活動する国際的なNGOです。 ●経費計算(けいひけいさん)システム 「経費計算システム」は、NGOをはじめ組織で使うお金(経費)を管理したり計算したりするための仕組みやソフトウェアのことです。 このシステムを使うと、例えばパソコンやスマホで入力するだけで、誰が何にどれだけお金を使ったかを簡単に記録・計算できます。これによって無駄遣いを減らしたり、効率的にお金の管理をできるようになります。